ちょん様専用　MONTBLANC　マイスターシュテュック 146

マイスターシュテュック146です。1980年代中頃にときどき使用しましたが、その後、自宅の机に長く入れたままになっていました。80年代のヴィンテージ・マイスター146です。
　先日、水で洗浄した後、少しインクを吸引し、別紙のように試し書きをし、支障なく使用できました。樹脂製のピストンユニットとなっています。文字サイズはFやMなどのシールはございませんが、中字を通常どおり、入手したと思います。
　本品の状態は、試し書きの後、インクを排出し、水洗い空にしてあります。試し書きの図を御参照ください(14枚め）。
　本品は、記具界を代表するモデルで、最上級の「Meisterstuck149」が1952年に誕生し、149に次ぐやや小型のマイスターシュテュック 、「ル・グラン」146です。「ル・グラン」は、1970年代などに大いに用いられました。
　70年代のル・グランでは、ペン先は金一色で金・プラチナの二色でなく、4810の数字とモンブランのM、その下に14C、そして　MONTBLANC 585 と刻印されています。80年代以降には、14Cは14Kに代わり、その後は同じMONTBLANC 585となりますので、本品は、80年代のヴィンテージ146となります。2013年からはAU585と記載が変更されたと言われます。
　インク窓は、70～80年代146ではクリア・グレーとされ、本品のインク窓もこれに準じます（4，5枚め）。キャップリングの刻印は細字タイプと太字タイプがあり、同じ70～80年代の146でも混在すると言われます。胴回りに図のように刻印されていますが、上部には刻印はありません。吸引方式は、樹脂製のピストンユニットとなっています。ペン先は、70－80年代製のためエボナイト製二段ペン芯です（9，10枚め）。
　ペン先は、旧モデルは全金製で書き味は柔らかに感じされるとされます（5-8枚め）。
　なお、中古品ですので、経年変化のためキャップや胴筒に微かなスレや軽い傷などがございますので、図でご確認の上、よろしくお願いいたします。
サイズ：収納時　約14㍉（使用時、約156㍉）　胴軸径　約13㍉　重量　約26g　吸入式　14金ペン先

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